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山陰を代表する玉造温泉について、「出雲国風土記」にこんな記述がある。『一たび濯げば形容端正、再び浴すれば万の病悉に除こる』。平安時代、かの清少納言も、“湯はななくりの湯、有馬の湯、玉造の湯”と詠み、「枕草子」の中で玉造の湯は、都の貴族の間で評判となっていたと紹介している。湯は、無色透明でさめにくく、古くから美人の湯、薬湯として名高い。玉湯町は、勾玉(まがたま)などの儀式用の玉を作っていた里として知られ、玉作りの工房跡などが保存されている「出雲玉作史跡公園」がある。 |
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河原の露天風呂での「足踏み洗濯」で知られる奥津温泉。その昔、美作藩主はその効能の素晴らしさに感嘆し、自分専用の湯船をつくって一般の入浴を禁止したという。アルカリ性単純泉の湯は、漂白成分を含んでおり美白効果がある。また、保水性が高いため、入浴後もスベスベ感が持続し、美人の湯として名高い。「花美人の里」は、花をテーマにしたリラクゼーション施設。「花温泉」「花の館」「花工房」の3ゾーンからなり、花温泉の「花風呂」には、奥津町で栽培された花々が桶に入れられて浮かび、心身のリフレッシュが図れる。 |
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長門湯本温泉は、童謡詩人、金子みすヾの故郷、長門市の山間の古湯。昔ながらの湯の町の趣を残す、風情ある温泉地だ。中でも、共同浴場の「恩湯(おんとう)」は、長門湯本温泉のシンボルとも言える存在。石州瓦の重厚な建物に“湯本温泉”と書かれた大きなネオンサインがかかり、レトロな独特の雰囲気を醸しだしている。内部も歴史を感じさせる味わいがあり、その懐かしさに癒される。恩湯は、長門湯本温泉の源泉で、無色透明のぬるめ。じっくり湯に浸りながら、金子みすヾが残した童謡詩を口ずさむのもいい。 |
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豊かな自然に恵まれ、夏場には清流にすむカジカガエルの鳴き声やゲンジボタルの乱舞も楽しめる三朝温泉。その湯は、世界でも有数のラジウム泉で、人間の体細胞を活性化し、免疫力や自然治癒力を高める効果がある。無色透明の三朝の湯は飲むことも出来、3カ所の飲泉所が設けてられている。また、三徳橋のたもとにある露天風呂「河原風呂」など3カ所の共同浴場がある。三朝温泉では、心和む昔ながらの温泉街のたたずまいを大切にしており、18の旅館や商店がこだわりのコレクションを展示する「湯の街ギャラリー」が人気を呼んでいる。 |
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広島県の北部、三次市にある君田温泉「森の泉」は、道の駅「ふぉレスト君田」の中心施設。歴史ある湯治場を整備したもので、中国地方では珍しい乳白色の重曹泉は、肌をつやつやにし、慢性の皮膚疾患などに効くと評判が高い。人気は、肩こり解消にもってこいの「うたせ湯」。森の深い緑を眺めながら湯を浴びると心の底からリフレッシュできる。また、地元の人が作った味噌や豆腐、パンなどを販売。中国山地の新鮮な食材を使った食事処や宿泊施設なども充実しており、“第三セクターの星”としてマスコミ等でも度々紹介されている。 |
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