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海水と淡水が混じり合うという珍しい自然環境の宍道湖では、多彩な魚介類が獲れる。「宍道湖七珍」(しんじこしっちん)とは、宍道湖を代表する7種類の食材のこと。シジミ、スズキ、ウナギ、シラウオ、コイ、アマサギ(ワカサギ)、モロゲエビは、地元ではその頭文字をとって「スモウアシコシ(相撲足腰)」とユーモラスな名で呼ばれている。松平不昧公も好んだ「スズキの奉書焼き」や大粒で身が厚いシジミのすまし汁などは全国的に有名。それぞれ旬が違うため、宍道湖七珍を一度に味わえるのは冬場の一部に限られる。 |
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しまなみ海道の広島県側の最初の島、向島の立花地区はかつて国の調査で「日本一の長寿村」になったことがある。この地区に伝わる伝統食を「長寿定食」と名付け提供しているのがフラワーパーク立花自然活用村(要予約)。テングサに似た海藻で作ったイギス豆腐、ワカメご飯、旬の地魚、特産のワケギのぬた・・。ミネラルや食物繊維が豊富な健康食が話題を呼んでいる。この立花自然活用村は、国立公園高見山の中腹にあり、山頂まで足をのばすと北に尾道水道、南に四国連峰を見晴らす瀬戸内海屈指の眺望が楽しめる。 |
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岩国寿司の作り方は豪快だ。岩国寿司を作るには、5、6升のすし飯が入る大きな木枠を使う。岩国特産のレンコンをはじめ白身魚やしいたけなど山海の具を挟んで、すし飯を何層にも重ねる。それに板を敷き、足で踏み抜くのだ。殿様への献上品であったともいわれ、“殿様寿司”の名もある。味は、酢がほんのり甘く、繊細。レンコンのシャキシャキした歯ごたえが特長だ。季節の野菜を鶏肉と煮込んだ「大平」(おおひら)、ハスと魚の酢の物「さんばい」とともに岩国市街や錦帯橋周辺の旅館や飲食店で味わえる。 |
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ちくわの消費日本一を誇る鳥取市の名物が「とうふちくわ」。貴重であった魚を僅かでも無駄にしないため江戸時代に考案されたという。豆腐と魚のすり身を7:3の割合で混ぜ合わせ、蒸してつくるのが特徴。歯ごたえのある焼きちくわとは異なるソフトな食感で、大豆の素朴な風味と魚のうまみが上品な味わいを作りだしている。鳥取駅から車で15分ほどの場所にある「とうふちくわの里」では、予約をすればちくわづくりも体験できる。また、ガラス越しにちくわの製造風景も見学でき、新しい観光スポットとして人気を呼んでいる。 |
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サワラと並び、岡山のふるさとの魚として親しまれているのが「ままかり」だ。その昔、この魚を焼いて酢醤油に漬けて食べたところ、あまりの美味しさにご飯が足りなくなり、隣から飯(まま)を借りてきた・・というのが名前の由来。イキのいいままかりを手間をかけ漬け込んだ酢漬けは、ごはんのおかずや酒の肴にとても合う。また、塩と酢で締めたものをすし飯にのせた“ままかりずし”も人気が高い。臭みがなく、サッパリとした食感。中骨までやわらかく食べやすい。夏から秋にかけてが、脂ものって一番おいしい季節だ。 |
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