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2つの珠玉の詩集を残し、
短い生涯を閉じた中原中也
中原中也は、明治40年(1907年)、現在の山口市湯田温泉に軍医の子として生まれた。小学校時代から短歌を新聞や雑誌に投稿し神童といわれたが、文学に熱中するあまり、地元の中学校を落第。転校した京都で恋人や友人らの影響を受け、詩人としての道を歩み始める。18 歳で上京し、小林秀雄、大岡昇平らと知り合い、昭和9年(1934年)、第1詩集「山羊の歌」を出版する。彫刻家高村光太郎の装幀によるはじめての詩集は評判となり、詩壇で認められるようになる。しかし、昭和12年(1937年)、結核性脳膜炎により、鎌倉で30年の短い生涯を閉じた。翌年、小林秀雄に託した第2詩集「在りし日の歌」が友人らの手で出版された。 没後、その叙情性豊かな作品の数々は多くの人々から愛され、日本を代表する近代詩人として、内外で高く評価されている。 |