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2007年に世界遺産に登録された石見銀山。その代官所跡から続く大森地区は、武家屋敷と町家が入り交じって建ち、採掘で栄えた江戸時代の面影を伝えている。民家を改造した洒落たカフェやギャラリー、ショップも近年増え、レトロモダンな町めぐりが楽しい。上流にある銀山地区には、内部に入れる間歩(坑道)跡や坑夫の安全と供養のために造られた寺などが残り、銀採掘の歴史をとどめている。 |
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古くから和鉄生産の中心地として栄えた吉田村は、村全体が“鉄の歴史村”という発想で施設の整備を行っている。国の重要民俗文化財に指定されている日本唯一の永代たたら跡「菅谷高殿」、菅谷たたらを経営していた田部家に残る資料を展示している「鉄の歴史博物館」などがある。中でも、「鉄の未来科学館」は、世界の古代からの製鉄炉の変遷を紹介し、それをもとに鉄文化の未来を考える試みが行われており、文明の歴史を知るうえで興味深い。 |
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石見銀山と「銀山街道」で結ばれた温泉津(ゆのつ)港は、銀の積み出しや資材を移入する港として毛利時代から賑わった。北前船が全国各地から集まった江戸時代には、回船問屋や旅籠が軒を連ね、その華やかな面影は「船番所跡」や「豪商屋敷」でかいま見ることができる。また、温泉津は、1400年以上の歴史を持つ石見地方を代表する古湯としても知られており、温泉津港から続く温泉通りには、どこか懐かしいひなびた風情がある。 |
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日本刀の材料となる玉鋼(たまはがね)。横田町には、現在日本で唯一、古式製鉄法により玉鋼を生産している「日刀保(にっとうほ)たたら」があり、毎年12月にかけ操業している。この日刀保たたらについては「奧出雲たたらと刀剣館」で詳しく知ることができる。また、町内には奧出雲の代表的なたたら製鉄師である絲原家(いとはらけ)に伝わる道具や美術品を展示した「絲原記念館」もあり、松江藩主からの拝領品をはじめ貴重な品々を見ることができる。 |
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